
■古谷 徹さん メール・インタビュー■
テレビ初回放送より30年を経ようとする現在でもなお、年齢や性別を超えて広がる熱狂的ファンの絶大な支持を集め、また一方で新たなファンをも増殖させ続けているリアルロボットアニメの原点的作品『機動戦士ガンダム』。きたる12月21日、いよいよ劇場版三部作『I』『II
哀・戦士編』『III めぐりあい宇宙編』が“メモリアルボックス”として発売になることを受け、主人公:アムロ・レイ役を演じた古谷 徹さんが、Neowingのために特別にメール・インタビューに応じてくださいました!
それまでのロボットアニメの常識を覆す画期的な設定、時に人間らしい弱さをさらけ出しながらもたくましく成長していくキャラクターたち・・・ただの絵空事ではない、現実の世界にも起こりうるリアルさをもって描かれた『機動戦士ガンダム』という大河ドラマを、もうひとりのアムロ=古谷さんはどう見ていらっしゃったのか――?
全国ン万人のガンダムファンを代表して、古谷さんに以下の質問をぶつけてみました。
Q:アムロ・レイというキャラクターに対する第一印象はどんなものでしたか?
A:「ロボットアニメの主人公なのに、内向的で戦いを怖がるという設定に戸惑いましたが、とてもリアルで共感しました」
Q:アムロを演じるにあたって、やはり“役作り”されたことと思います。特に注意された点やこだわりたかった点、工夫された点などについてお教えください。
A:「現実にどこにでもいる少年として演じたかったので、それまで得意としていた熱血アニメヒーローの匂いを決して出さないように、極力、肩の力を抜いて台詞を喋るように心がけました。
ニュータイプ能力を発揮した台詞を言うときには、目を閉じて空間に集中し、タイミングを計るようにして、その感覚を再現してみました」
Q:劇中で特に印象に残っているセリフ、一番お好きなセリフは?
A:「『フラウ・ボゥ、ガンダムの操縦は君には無理だよ。くやしいけど・・・僕は男なんだな・・・』」
Q:アムロというキャラクターは、その後『機動戦士Zガンダム』や『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』にも登場して成長した姿を見せてくれました。思い入れの強さや演じ分けのポイント、収録現場での苦労話などありましたら、お聞かせいただけますか?
A:「『Zガンダム』のアムロは戦いから遠ざかって、平穏な7年を過ごし23歳という分別ある年齢に達していました。一年戦争で負った心の傷に歩みを止めてしまった迷える若者という点に留意して演じました。
『逆襲のシャア』では、再び起こった戦いの渦中から物語りが始まります。29歳というキャパシティの大きくなった大人であり、軍人としても自覚し部下もいます。自分のなすべきことも明確に見えている自信に溢れるアムロを、落ち着いたトーンで演じました」
Q:劇場版の公開から既に四半世紀以上も経っていますが、ファーストガンダムがいまだこれほどの人気を博している最大の理由とは、一体何だと思われますか?
A:「個性的で魅力ある登場人物たちの生き様に、多くの人が共感出来るからではないでしょうか」
Q:最後に、ファンの方々へのメッセージをお願いいたします。
A:「年末発売の『機動戦士ガンダム』劇場版メモリアルボックスは業界の宝物とも言うべき、アニメ史上に残る名作です。今や巨匠と称えられるようになったスタッフ、キャスト達の青春時代の野望と情熱、そして努力の結晶を是非、御賞味ください!
最新TVシリーズ『機動戦士ガンダム00』は現代の人類が直面している様々な問題を浮きぼりにした意欲作であり、ファーストガンダムに通じる奥深い人間ドラマです。こちらも応援よろしくお願いします」

直筆メッセージ&サイン
◎古谷 徹さん プロフィール:
「海賊王子」(’66)のキッド役で声優デビュー。代表作に『巨人の星』(星飛雄馬)、『聖闘士星矢』(ペガサス星矢)、『ドラゴンボール』(ヤムチャ)、『きまぐれオレンジ☆ロード』(春日恭介)、『美少女戦士セーラームーン』(地場
衛/タキシード仮面)など。
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