papermoon

『あなたにはどの恋が届きますか?』★愛は決して純愛だけではない。浮気、三角関係、略奪愛など、自分の気持ちに正直に生きれば生きるほどその形は複雑になる。それはなにも特別な事ではなく日常的な恋愛と言えるだろう。本アルバム『paper moon』では、20代の女性が持つ様々な恋愛感を『藤原岬』が代弁している。言いにくい言葉もストレートな歌詞で表現されていて、作品ごとに小気味良い「毒」を持っているが、メロディは誰でも口ずさめるようなポップ調。詞の世界とは裏腹に軽快なイメージさえ感じれる。また、今回のアルバムのサウンドについては、10代後半から絶大な支持を受けている「BONNIE PINK」を髣髴とさせるところがあり、洋楽っぽさを取り入れながらもJ-POPとしてまったく違和感のない仕上がりになっている。