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商品説明
公的弾圧やヒンドゥー・ナショナリズムに抗しながらも、近年勢力を拡大しつつあるネパールのプロテスタンティズムは、神の栄光のためにどのような活動を実践し、いかなる様相を呈しているのだろうか―。多様な「カースト/民族」が混淆するカトマンドゥ盆地をフィールドに、西洋における宗教概念との差異を豊富な事例とともに剔抉しつつ、その核心に、不信、嗤笑、競争、対立によってこそ維持される「共同体」があることを目撃させる、傑出した民族誌。
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収録内容
1 | 序論 |
2 | 第1部 信仰の共同体(プロテスタンティズムと「信仰」 |
3 | 呪術および「宗教」としてのプロテスタンティズム |
4 | 強い「信仰」を求めて) |
5 | 第2部 不信の共同性(蔓延する相互不信 |
6 | 相互不信の中での「信仰」活動 |
7 | クリスチャン共同体の共同性) |
8 | 結論 |