本/雑誌
〈戦い〉と〈トラウマ〉のアニメ表象史 「アトム」から「まどか☆マギカ」以後へ
森茂起/編 川口茂雄/編
2200円
ポイント | 1% (22p) |
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発売日 | 2023年07月中旬発売 |
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商品説明
「戦い」を物語る表現媒体にはアニメ以外にも小説、演劇、映画、マンガがある。日本アニメがこれらの表現媒体と異なるのは、その発展の歴史がほとんど戦後に属するということだ。アニメは戦争をどう描いてきたか。そして、戦争は日本アニメをどう生み出してきたのか。
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収録内容
1 | 第1部 カタストロフィの表象―終戦から世紀末へ(アトムの生と死 |
2 | 戦後マンガ・アニメの方法論としての「傷つく身体」(1)―『サイボーグ009』から魔法少女が受け継いだもの |
3 | 『さらば宇宙戦艦ヤマト』と「愛」の行方 |
4 | 『機動戦士ガンダム』と太平洋戦争―戦争表象の深層と主人公のトラウマ |
5 | アニメーション表現の受容―ポール・グリモーからジブリへ |
6 | 家族とともに「生きた」日常―『火垂るの墓』の兄妹の背中越しに見る風景 |
7 | 仲間は使命とともに―『美少女戦士セーラームーン』における戦友の位置づけ) |
8 | 第2部 カタストロフィのあとに...―深夜アニメの二〇一〇年代(生き延び、(不穏な)日常、あいまいな喪失―第2部へのイントロダクション |
9 | 戦後マンガ・アニメの方法論としての「傷つく身体」(2)―まどかが守りたかったものとほむらが奪い返したもの |
10 | 祈りつつ戦う者たち―『魔法少女まどか☆マギカ』考 |
11 | ようこそ実力至上主義の競争社会へ―『千と千尋の神隠し』『幼女戦記』あるいは、労働する少女と職場のマッチング |
12 | 特撮作品から読み解く時代の特徴―「グリッドマン」シリーズを切り口に令和の危機を考える |
13 | 遠さを取り戻すための旅―3・11以後の、スマートフォン・SNS時代の映像表現『宇宙よりも遠い場所』 |
14 | 終わりのあとのロードムービーアニメ―『ケムリクサ』読解レポー卜 |
15 | 特別寄稿 日本アニメの「特殊性」と未来) |