道教文化と日本
日本道教学会/編
日本道教学会/編
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商品説明
東王公・西王母、司命・司籍、泰山、雷神、太歳、竃神(庚申信仰)、墓葬壁画にみえる四神と仙人、神器としての鏡、剣、玉、民間に流伝した風習や伝説、術数、風水、医薬学...。古来、日本文化の中に見られる様々な道教的要素。道教は、いつどのように日本に伝来したのか。道教の東アジア的広がりは、日本にどのような影響をもたらしたのか。「道教的な要素」は、果たして本当に道教に由来していると言えるのか。由来や存在形態などに未だ不明な部分が多い、日本における「道教文化」。陰陽道、神道、修験道、そして仏教など、多角的な視点から文化要素の問題を再検討し、日本における受容のありかたや、日本文化への影響を解き明かす。
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収録内容
1 | 総論(道教とは何か―唐代の道教を中心に |
2 | 唐の玄宗からみた道教の日本への伝教) |
3 | 第一部 陰陽道と道教(古代日本と道教―陰陽道成立の前提として |
4 | 陰陽道の祭祀と道教 ほか) |
5 | 第二部 神道と道教(中世神道における道教受容―特に鎌倉時代の両部・伊勢神道書について |
6 | 平安時代の蓍亀占について ほか) |
7 | 第三部 修験道と道教(道教と山岳信仰・修験道 |
8 | 修験道と道教―英彦山修験にみられる道教的要素の分析から ほか) |
9 | 第四部 混淆する道教文化(唐代密教史における道教的要素が存在する経典の成立背景について |
10 | 諸教混淆と中世社会―福神・狐憑き・陰陽師 ほか) |