ザ・ビッグ・ビート [生産限定盤]

65周年特別企画「ブルーノート決定盤! 1500シリーズ 第2期」 24bit最新デジタル・リマスタリング。 音楽監督として気鋭のサックス奏者ウェイン・ショーターが加入した初スタジオ録音盤。ハード・バップ路線からさらに一歩先を行く、新たなるファンキー・メッセンジャーズのスタート・ライン!! アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのメンバー交替とジャズの動きは連動している。その事実は、JMが常にジャズ・シーンの最前線にいたことを物語っているが、とくにこの「ビッグ・ビート」にその感が強い。すなわちウェイン・ショーターが音楽監督として君臨、3曲のオリジナルを提供、ここからJMもジャズも大きく変転していく。一方ボビー・ティモンズが書いた「ダット・ディア」のようなファンキーな曲もあり、その対比がドラマティック。JM盤としてはやや地味な印象を与える1枚だが、演奏はあくまでも理知的に熱く、この音楽を多くの人たちに届けようとの "メッセンジャー" としての明確な意志と使命感が胸を打つ。