ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第19番、20番、22番、23番

[リヒテル名盤1200] 20世紀を代表するピアニストの一人、スヴャトスラフ・リヒテル (1915.3/20-1997.8/1)の没後10年を記念する今年、彼が3レーベルに遺した名演の数々を再発売。録音のほとんどはライヴ録音でスタジオ録音は僅かしか残されていない。20世紀最高のピアニストのひとりだけでなく、膨大かつ刺激的なレパートリーを有していたリヒテル。ベートヴェンのソナタを集めたこのアルバムでは、2楽章の小さなソナタ3曲にリヒテル本人が「プログラムの最後に、そしてこの後にアンコールは考えられない」と語る彼にとって非常に重要な作品「情熱」ソナタをカップリング。「熱情」の第1、3楽章ではダイナミックな構築で嵐のような激情を、第2楽章では透徹した安らかな抒情を描き出してる。 録音: 1992年11月 アムステルダム、コンセルトヘボウ (ライヴ)。