別れた男から赤ん坊を預かった「わたし」。血のつながらない息子とのかけがえのない日々を、艶やかでなまめかしく描き出した傑作長篇
現代の恋愛小説の名手による、変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー11編
詩人である著者が百首すべてに現代詩訳を付けた、画期的な百人一首入門書。作者の想いや背景を解説で紹介しながら、心で味わう百人一首を提案。苦手な和歌も、この本でぐっと身近になる!
話題の古典新訳を手掛けた作家たちは作品について、どう捉え、どう訳したのか。古事記から百人一首まで、第一線の作家たちが作品の魅力や訳の工夫などを語った、大好評の古典講義。
出会い、片恋、成就、激情、エロス、裏切り、別れ、追慕......。古今東西の詩人は、愛の諸相をいかにうたってきたのか。詩人・小池昌代独自の鑑賞眼で厳選された39篇が、どこかに置き忘れた感情を呼び...
小さな悪事がもたらす人生の不穏な変調を鮮烈に焼き付ける連作短編集
天涯孤独、自由奔放――少女の成長物語
詩人に仕える女、孤独なカーテン職人、魅入られた者たちがケモノになる瞬間......あやしく甘い耽溺の森へ誘う幻想短篇集。