作家 | 柄谷行人 |
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出版社 | 講談社 |
レーベル | 講談社文芸文庫 |
販売開始日 | 2020/11/20 |
世界的な批評家が’70年代後半に書かれた唯一の文芸時評集。「感想」の連なりの中で、暗に「近代文学」の終焉を宣言した、記念碑。
価格 | 1320円(税込) |
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ポイント還元 | 13ポイント(1%) |
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ページ数 |
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販売開始日 | 2020/11/20 |
紙書籍版 | 取り扱い中 |
闘う知性が読み解く、事件としての安吾と中上――日本の怠惰な知性の伝統の中で、「事件」として登場した坂口安吾と中上健次。二人は、近代文学の根源へ遡行しつつ、「自然主義」と「物語」の止揚を目指す。安吾は、自らを突き放すような他者性に文学の「ふるさと」を見出し、中上は、構造に還元することなく、歴史の現在性としての「路地」と格闘する。闘う知性としての安吾と中上を論じた、74年から95年までの批評を集成した、伊藤整文学賞受賞作。
◎「文学」とは、どんな秩序にも属さず、たえず枠組を破ってしまう荒ぶる魂であった。文学をやっている人がすべてそうなのではない。むしろその反対である。文学という枠組を吹き飛ばすようなもの、それが「文学」だった。私と中上は文壇において暴風雨のような存在であった。そして、われわれがともに敬愛していたのが坂口安吾である。(中略)私は安吾を高く評価していた。しかし、小説家としてではない。私にとって、彼の作品は、哲学であり、歴史学であり、心理学あり......、それらすべてをふくむ何か、要するに、「文学」であった。<「著者から読者へ」より>
作家 | 柄谷行人 |
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出版社 | 講談社 |
レーベル | 講談社文庫 |
販売開始日 | 2020/11/20 |
作品の外にどんな哲学も作者の意図も前提にしないで読むこと、まだ思惟されていないものを読むこと。作品を読むことの意を問う!
作家 | 柄谷行人 見田宗介 大澤真幸 |
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出版社 | NHK出版 |
販売開始日 | 2019/12/20 |
2人の「知の巨人」は、いかに思考を紡いだのか? 戦後思想を牽引した柄谷と見田。2人の思想のポイントとは何か? 2人は日本人と人類の未来をどう展望しているのか? 巧みなインタビューと解説で、両者の...
作家 | 柄谷行人 浅田彰 |
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出版社 | 講談社 |
レーベル | 講談社文芸文庫 |
販売開始日 | 2019/10/11 |
日本を代表する知識人二人が自在に語らった諸問題――解決にはほど遠くさらなる混迷に突き進む世界の現在を予見した、奇跡の対話集。
作家 | 坪内祐三 |
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出版社 | 講談社 |
レーベル | 講談社文芸文庫 |
販売開始日 | 2021/01/12 |
夏目漱石、宮武外骨、南方熊楠、幸田露伴、正岡子規、尾崎紅葉、斎藤緑雨が織りなす青春と明治前半期の世相を活写する傑作文芸評論。
作家 | 曽野綾子 |
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出版社 | 講談社 |
レーベル | 講談社文芸文庫 |
販売開始日 | 2020/12/18 |
進駐軍の接収ホテルで働く19歳の波子の眼をとおし、敗戦直後の日本人従業員と米国軍人らとの平穏な日常......。初期の代表作7篇。
作家 | 大前粟生 |
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出版社 | 河出書房新社 |
販売開始日 | 2021/01/26 |
幼馴染の咲太と滝場、高校で転校してきたユウキの仲良し三人組。滝場とユウキはお笑いコンビ<馬場リッチバルコニー>を組み、27歳の今も活動中だが――。優しさの革命を起こす大躍進作。
作家 | 汐見夏衛 みっ君 |
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出版社 | 一迅社 |
販売開始日 | 2021/01/25 |
汐見夏衛氏が贈る書き下ろし新作。新境地。そして最高潮――。どうでもいい嘘ばかりついて、へらへら笑う『かまってちゃん』の綾瀬水月。誰とも喋らず親切も拒絶して、透明人間扱いされている〈変人〉、羽澄想...
作家 | 新井満 新井紀子 |
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出版社 | 講談社 |
レーベル | 講談社文庫 |
販売開始日 | 2021/01/22 |
夫婦で訪ねたのは「環境文学」の先駆的な名作『木を植えた男』の作者ジオノの故郷。植樹とは平和運動なのであると知る「発見の旅」。
作家 | 佐藤雅美 |
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出版社 | 講談社 |
レーベル | 講談社文庫 |
販売開始日 | 2021/01/22 |
幕末、泰平の夢やぶる黒船来航と同時に持ちあがった知られざる日米経済戦争。幕府瓦解の真因に迫り、その真相をさぐる歴史経済長編。