聖書の徹底的な読み直しによって、イエスに従う使徒の真の意味を見出したバルト。「使徒」というあり方の現代的意味を問う長篇評論。
高度成長下の日米関係から占領下の新憲法制定など、戦後日本の原点へと遡行し、その精神の構造を鮮やかに提示した著者の第一評論集。
ファシズムに抗し獄死した近代日本を代表する哲学者による読書案内であり、秀逸な人生論でもある。混迷の時代を生きる現代人必読の書
「禅」を世界的に広めた仏教学者、鈴木大拙。学究時代の彼が衝撃を受け、霊性思想にも影響を与えた、キリスト教神秘主義の重要書。
『探究』へと至る転換点で繰り広げられた、驚異的な思考の格闘劇。「内部」へ徹底することで「外部」への突破を図った、画期的論考。