西郷の真の姿を知らしめることを畢生の課題とした作家による出色の伝記。
天下改革を目ざした藤原純友と平将門の夢と野望を描く雄渾の歴史小説
虎徹、清麿、国広らの刀匠、長次郎、光悦、乾山らの陶工...日本の代表的名匠が取り上げられる。
並み居る列強の脅威に対抗し、日本を守るには薩摩と長州が手を結ぶしかない...。西郷は坂本龍馬らと両藩の盟約に奔走する。
戦史の研究に没頭している孫武は、戦争に勝つには勝つだけの理由があり、負けるには負けざるを得ない理由があることを知った。呉楚の確執が続く古代春秋時代の中国。楚への復讐に憑かれた伍子胥の計らいで呉の...
冠位十二階や十七条憲法制定、また遣隋使派遣の目的は、日本を新しい統一国家にするためだった。太子の叡智と生涯を巨匠が描く。
「兵法家と兵学者は違う」孫武の時代から約150年後、後孫にあたる孫ビンはホウ涓(けん)の影響で兵法のおもしろさに目覚めた。やがて魏につかえ大将軍となったほう涓を訪ねた孫びんだが、その才能に嫉妬し...