ジャズ史上、最重要レコーディング・エンジニアと言われるルディ・ヴァン・ゲルダー。
1950年代の初めごろからエンジニア活動をスタート。 マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ハービー・ハンコック、ソニー・ロリンズなど多くのジャズ・ジャイアント達のレコーディングを行ってきました。携わったジャズ・レーベルもブルー・ノートインパルス、プレスティッジ、リヴァー・サイド、サヴォイ、ヴァーブ、CTIと名門ばかりです。
当初は自宅のリビングを改造したスタジオでレコーディングを行っていましたが、1959年専用スタジオを造ります。設計には本人も加わり理想のスタジオを完成させたのです。
大編成にも対応できる巨大なスタジオを一人のエンジニアが持つというのは当時も今も珍しい事です。
このスタジオから歴史に残る名作が多数作られていったのです。
90年代後半にはブルーノートの音源を自らデジタル・リマスタリングするRVG Editionシリーズに着手しています。

2016年8月25日永眠。91歳でした。