70年代末、何度目かのディスコ・ブームが日本に訪れていた。過去のどのブームより熱狂的だった。その原因の一つが映画『サタデー・ナイト・フィーバー』(日本公開:1978年7月15日)の大ヒットだろう。映画に使われた楽曲を収録したサウンドトラックも2枚組というボリュームにも関わらず空前の大ヒット。

街中にディスコがオープンした。一つのビルの全てのフロアがディスコというのも珍しくなかった。

中心地の一つ新宿のディスコは収容人数も大きい大箱でフリードリンク、フリーフード、入場料も比較的リーズナブル。高校生から勢いで来てしまったオジサンまであらゆる人種を受け入れる大衆的な店が多かった。

一方、六本木などの都心部のディスコは選曲や内装、飲食メニュー、付加サービスなど、各店が個性的なコンセプトを打ち出しておりスタイリッシュな雰囲気が人気だった。

風営法が適用されるまでは日曜早朝のファミレスや終日営業の喫茶店には始発電車を待つ若者でいっぱいだった。

ディスコミュージックと言っても様々なスタイルがあるが基本的にはがソウル・ファンクがベースになっている。ディスコ用に作られた低予算な楽曲もあれば、本格的なソウル / R&Bもある。ヒットチャートのポップスやロックが選曲される事もあった。ディスコからポップチャートに入るようなヒットが生まれるようになり、ロック / ポップスのミュージシャン達がディスコ向けの楽曲を作るようにもなった。

その後、ニューウェイブ、テクノなどの影響を受け多様化していき、現在ではそのスタイルが取り込まれた楽曲も作られている。

今のダンスミュージックに慣れた耳で聞くとテンポが遅めに感じるかもしれない。キャッチーで時にはロマンチックなメロディはルームリスニングにも良い。優秀なスタジオミュージシャンの演奏はレアグルーヴとして聴く事もできるだろう。

DISCO FEVER 40 第一回発売

サタデー・ナイト・フィーバー

19歳のトニーはブルックリンのペンキ屋で働いている。平凡な日々を過ごしているが、土曜の夜になると真っ白なスーツに身を包みダンスフロアで思いっきり踊ることで青春のエネルギーを爆発させている。ダンスが上手い彼は店では「キング」と呼ばれている。ある日、年上の美女ステファニーに出会い一目惚れ。二人はチームを組んでダンスコンテストで優勝を目指すが・・・

これは単なるダンスムービーではなく若者特有の心情や衝動、成長を描いた青春映画である。同時にブルックリンとマンハッタンの社会格差も描いている。

コンピレーション

レコード各社合同で実施する"Disco Feverキャンペーン"のおいしいところを先取りした鉄板コンピレーション。1970年代から80年代前半にかけてのディスコ全盛期を代表する名曲を、レコード会社の枠を超えて凝縮した史上最強のベスト選曲! CD3枚組、全60曲。