第五弾はギタリスト、アルバート・リーを中心にセレクトされた渋い5枚。
アルバート・リーは英国人ながらカントリーに影響され、その高速指弾き奏法は他のギタリスト達からGuitarist's Guitaristと言われ高い評価を得ています。
様々なシンガーのバックバンドを経た後、1970年 Heads Hands & Feetを結成。カントリー、ブルース、R&B、ソウル、サイケをごちゃ混ぜにしたサウンドは骨太で渋カッコいい英国産スワンプ・ロックと言えるでしょう。
3枚のアルバムを発表しています。今回リイシューされるのは1971年の1stと1972年の2nd。 バンド解散後、アルバートはアメリカに渡り数々のセッションやジョー・コッカー、エミルー・ハリス、エリック・クラプトンのバンドメンバーとして活躍します。 1979年、達人の遅すぎるソロ・デビュー作"Hiding"をリリース。バンド時代よりぐっとカントリー寄りに。超絶技巧をひけらかすわけではなく、あくまでもアンサンブルの一つとして気持ちのいいギターを聴くことができます。ちょっとハスキーなアルバートのボーカルもいい味を出しています。

スワンプ・ロックのドン、レオン・ラッセルの1972年のライブを収め1973年にリリースされた"Leon Live"、ジョージ・ハリスンの"All Things Must Pass"のレコーディング・メンバーが参加した元スプーキー・トゥースのゲイリー・ライトの1971年2nd"Footprint"、2枚を加えて五つの作品が名盤発見伝第5弾です。今回も渋いロック揃ってます。