2017年本屋大賞 『蜜蜂と遠雷』恩田陸/著

2017年度の本屋大賞には、第156回直木賞を受賞した恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が選ばれました。恩田さんにとって『夜のピクニック』で第2回本屋大賞(2005年)を受賞して以来、2度目の本屋大賞受賞となります。そして、同一著者による2度目の本屋大賞受賞は今回が初となります。おめでとうございます!


俺はまだ、神に愛されているだろうか?

ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵15歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?

『蜜蜂と遠雷』をより深く楽しむために

『蜜蜂と遠雷』であじわうクラシック音楽

物語に登場する人物たちとその関連楽曲を収録したCDをご紹介しているこちらの特集も合わせてチェックしてみてください。

『蜜蜂と遠雷』であじわうクラシック音楽

2017年本屋大賞ランキング

2017年 翻訳小説部門

翻訳小説部門 第1位 『ハリネズミの願い』 トーン・テレヘン/著 長山さき/訳


親愛なるどうぶつたちへ。きみたちみんなをぼくの家に招待します。……でも、誰も来なくてもだいじょうぶです。ある日、自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミが、誰かを招待しようと思いたつ。さっそく招待状を書き始めるが、手紙を送る勇気が出ない。もしクマがきたら? カエルがきたら? フクロウがきたら? ――臆病で気難しいハリネズミに友だちはできるのか?
オランダで最も敬愛される作家による大人のための物語。

翻訳小説部門 ランキング

2017年 発掘部門

ジャンルを問わず、2015年11月30日以前に刊行された作品のなかで、時代を超えて残る本や、今読み返しても面白いと思う本をエントリー書店員が一人1冊選びました。さらにその中から、これは!と共感した1冊を実行委員会が選出し「超発掘本!」として発表しました。

発掘部門「超発掘本!」 『錯覚の科学』 クリストファー・チャブリス、ダニエル・シモンズ/著 木村 博江/訳

「えひめ丸」を沈没させた潜水艦の艦長は、なぜ“見た”はずの船を見落したのか。ヒラリーはなぜありもしない戦場体験を語ったのか。―日常の錯覚が引き起す、記憶のウソや認知の歪みをハーバードの俊才が科学実験で徹底検証。サブリミナル効果、モーツァルト効果の陥穽まで暴いた脳科学の通説を覆す衝撃の書!

過去の本屋大賞

2016年本屋大賞
2015年本屋大賞
2014年本屋大賞