2016年本屋大賞
2015年本屋大賞 / 2014年本屋大賞
2013年本屋大賞 / 2012年本屋大賞
2011年本屋大賞 / 2010年本屋大賞
2009年本屋大賞 / 2008年本屋大賞
2007年本屋大賞 / 2006年本屋大賞
2005年本屋大賞 / 2004年本屋大賞

2016年本屋大賞 『羊と鋼の森』 宮下奈都/著

ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った、祝福に満ちた長編小説。

2016年 翻訳小説部門 第1位 『書店主フィクリーのものがたり』 ガブリエル・ゼヴィン/著 小尾芙佐/訳

その書店は島で唯一の、小さな書店―偏屈な店主のフィクリーは、くる日もくる日も、一人で本を売っていた。かつては愛する妻と二人で売っていた。いつまでもそうすると思っていた。しかし、彼女は事故で逝き、いまはただ一人。ある日、所蔵していたエドガー・アラン・ポーの稀覯本が盗まれる。売れば大金になるはずだった財産の本が。もう、なにもない、自分にはなにも。それでもフィクリーは本を売る。そしてその日、書店の中にぽつんと置かれていたのは―いたいけな幼児の女の子だった。彼女の名前はマヤ。自分も一人、この子も一人。フィクリーは彼女を独りで育てる決意をする。マヤを育てる手助けをしようと、島の人たちが店にやってくる。婦人たちは頻繁にマヤの様子を見に訪れるし、あまり本を読まなかった警察署長も本を紹介してくれと気にかけて来てくれる。みなが本を読み、買い、語り合う。本好きになったマヤはすくすくと成長し...人は孤島ではない。本はそれぞれのたいせつな世界。これは本が人と人とをつなげる優しい物語。

2016年本屋大賞ランキング

2015年本屋大賞 『鹿の王』 上橋菜穂子/著

強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが―!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる―。

2015年 翻訳小説部門 第1位 『その女アレックス』 ピエール・ルメートル/著 橘明美/訳

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが...しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。

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2014年本屋大賞 『村上海賊の娘』 和田竜/著

『のぼうの城』から六年。四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作!
和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。

2014年 翻訳小説部門 第1位 『HHhH プラハ、1942年』 ローラン・ビネ/著 高橋啓/訳

ナチによるユダヤ人大量虐殺の首謀者で責任者であったラインハルト・ハイドリヒ。ヒムラーの右腕だった彼は〈第三帝国で最も危険な男〉〈金髪の野獣〉等と怖れられた。類人猿作戦と呼ばれたハイドリヒ暗殺計画は、ロンドンに亡命したチェコ政府が送り込んだ二人の青年パラシュート部隊員によってプラハで決行された。そして、それに続くナチの報復、青年たちの運命……。ハイドリヒとはいかなる怪物だったのか? ナチとはいったい何だったのか? 本書の登場人物すべてが実在の人物である。史実を題材に小説を書くことに、ビネはためらい、悩みながら全力で挑み、小説を書くということの本質を自らに、そして読者に問いかける。小説とは何か?
2010年ゴンクール賞最優秀新人賞受賞作、リーヴル・ド・ポッシュ読者大賞受賞作

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2013年本屋大賞 『海賊とよばれた男』 百田尚樹/著

『永遠の0』の百田尚樹氏渾身の書き下ろし。敵は七人の魔女。英国海軍の包囲をかいくぐった日本人の実話をもとにした壮大な叙事詩!
この男の戦いは0から始まった――敵は七人の魔女、待ち構えるのは英国海軍。敗戦後、日本の石油エネルギーを牛耳ったのは、巨大国際石油資本・メジャーたちだった。日系石油会社はつぎつぎとメジャーに蹂躙される。一方、世界一の埋蔵量を誇る油田をメジャーのひとつアングロ・イラニアン社 (現BP) に支配されていたイランは、国有化を宣言したため、国際的に孤立し、経済封鎖で追いつめられる。英国海軍が警戒する海を、一隻の日本のタンカーがイランに向けて航行していた――。「日章丸事件」に材をとった、圧倒的感動の歴史経済小説、ここに完結。
コミカライズ化、さらには2016年にV6・岡田准一主演で映画化も!

2013年 翻訳小説部門 第1位 『タイガーズ・ワイフ』 テア・オブレヒト/著 藤井光/訳

「不死身の男」と「トラの嫁」。二つの謎めいた物語が、祖父の人生を浮き彫りにする。自分は死なないと嘯き、賭けを挑む男。爆撃された動物園から逃げ出したトラと心を通わせた少女。紛争地帯で奮闘する若き女医は、二つの物語から亡き祖父の人生を辿っていく。戦争に打ちひしがれた人々の思いを綴る確かな筆致と、鮮やかな幻想性。弱冠25歳でオレンジ賞を受賞したセルビア系作家による、驚異のデビュー長篇。

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2012年本屋大賞 『舟を編む』 三浦しをん/著

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく-。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか-。
2013年には松田龍平主演で映画化、2016年10月よりアニメ化とまだまだ目が離せない人気作品!

2012年 翻訳小説部門 第1位 『犯罪』 フェルディナント・フォン・シ-ラッハ/著 酒寄進一/訳

一生愛しつづけると誓った妻を殺めた老医師。兄を救うため法廷中を騙そうとする犯罪者一家の息子。羊の目を恐れ、眼球をくり抜き続ける伯爵家の御曹司。彫像『棘を抜く少年』の棘に取り憑かれた博物館警備員。エチオピアの寒村を豊かにした、心やさしき銀行強盗。-魔に魅入られ、世界の不条理に翻弄される犯罪者たち。高名な刑事事件弁護士である著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを鮮やかに描きあげた珠玉の連作短篇集。ドイツでの発行部数四十五万部、世界三十二か国で翻訳、クライスト賞はじめ、数々の文学賞を受賞した圧巻の傑作。

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2011年本屋大賞 『謎解きはディナーのあとで』 東川篤哉/著

執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!
ミステリ界に新たなヒーロー誕生! 主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手です。本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、事件の核心に迫っていきます。本格ものの謎解きを満喫でき、ユーモアたっぷりのふたりの掛け合いが楽しい連作ミステリ。
2011年には嵐・櫻井翔主演でドラマ化、2013年には映画化もはたした。

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2010年本屋大賞 『天地明察』 冲方丁/著

江戸、四代将軍家綱の御代。戦国期の流血と混迷が未だ大きな傷として記憶されているこの時代に、ある「プロジェクト」が立ちあがった。即ち、日本独自の太陰暦を作り上げること。武家と公家、士と農、そして天と地を強靱な絆で結ぶこの計画は、そのまま文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれながら安穏の日々に倦み、和算に生き甲斐を見いだすこの青年に時の老中・酒井雅楽頭が目をつけた。「お主、退屈でない勝負が望みか?」
日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描いた新境地。
第31回 吉川英治文学新人賞受賞、2012年にはV6・岡田准一主演で映画化!

2010年本屋大賞ランキング

2009年本屋大賞 『告白』 湊かなえ/著

「愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」
我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のホームルームで犯人である少年を指し示す。「級友」「犯人」「犯人の家族」……モノローグ形式で語られる関係者の告白は、次第に事件の真相を浮き彫りにしていく! 衝撃的なラストを巡り物議を醸した、渾身のデビュー作!
「週刊文春 2008年ミステリーベスト10」 第1位、「第29回 小説推理新人賞」 受賞など各賞を総ナメにし、2010年には松たか子主演で映画化!

2009年本屋大賞ランキング

2008年本屋大賞 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎/著

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない-。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。
2010年には堺雅人主演で映画化、2016年には舞台化も!

2008年本屋大賞ランキング

2007年本屋大賞 『一瞬の風になれ』 佐藤多佳子/著

主人公である新二の周りには、2人の天才がいる。サッカー選手の兄・健一と、短距離走者の親友・連だ。新二は兄への複雑な想いからサッカーを諦めるが、連の美しい走りに導かれ、スプリンターの道を歩むことになる。夢は、ひとつ。どこまでも速くなること。信じ合える仲間、強力なライバル、気になる異性。神奈川県の高校陸上部を舞台に、新二の新たな挑戦が始まった――。
第28回(2007年) 吉川英治文学新人賞受賞、内博貴主演でドラマ化もはたした。

2007年本屋大賞ランキング

2006年本屋大賞 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 リリー・フランキー/著

オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人-。四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。「東京でまた一緒に住もうか?」。ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る-。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。 ドラマ化、映画化とマルチメディア展開された。

2006年本屋大賞ランキング

2005年本屋大賞 『夜のピクニック』 恩田陸/著

夜だから、いつものみんなも違って見える。私も少し、勇気を出せる。
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。永遠の青春小説。
第26回(2005年)吉川英治文学新人賞受賞、多部未華子主演で映画化!

2005年本屋大賞ランキング

2004年本屋大賞 『博士の愛した数式』 小川洋子/著

世界は驚きと歓びに満ちていると、博士はたった一つの数式で示した――。著者最高傑作。
彼のことを、私と息子は博士と呼んだ。そして博士は息子を、ルートと呼んだ。ルート記号の中に数字をはめ込むとどんな魔法が掛かるか、三人で試した日のことはよく覚えている――。記憶を失った天才数学者と幼い息子を抱えて働く私の出会いと幸福な一年。小説の奇跡とも言える、上質でせつなく知的な、至高のラブ・ストーリー。
第55回(2003年)讀賣文学賞小説賞受賞、寺尾聰主演で映画化、ほかにもコミカライズ化、舞台化もされた。

2004年本屋大賞ランキング