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エリック・クラプトン / アイ・スティル・ドゥ


世界中のギタリストが憧れ続けるミスター・スローハンド、エリック・クラプトンのソロ通算23作目となるニュー・アルバム。

この作品の何が素晴らしいって、まずはそのタイトル。『俺、まだやってるよ』だなんて、本当にシビレます。繊細な表情の違いを見せる本作の落ち着いた楽曲群のベースにあるのは、もちろん、彼の音楽キャリアの出発点となったブルース。先頃、およそ11年ぶりの新作『ブルー&ロンサム』を一発録りのブルース名曲集としたローリング・ストーンズにも共通する“変わらぬ思い”の純粋さ。両者が今なお惹かれあうのも当然です。

プリンス / 4EVER


2016年4月21日、うららかな春の日に飛び込んできた思いがけない訃報。プリンス・ロジャーズ・ネルソン、永眠。享年57。

他の誰とも違う眩いばかりの個性をギラギラと輝かせ、ポピュラー・ミュージックの世界に斬新な驚きと衝撃を与え続けてきた殿下。持って生まれた彼の天賦の才能がどれほどユニークなものであったか、また彼がその長いキャリアを通じて進化させ続けてきた音楽性がどれほど進取の気概に富むものであったか、世界中のファンが改めて気付かされたあの日・・・。素晴らしい音楽をありがとう、そして、さようなら。

テスタメント / ブラザーフッド・オブ・ザ・スネイク


まさしくベテランの面目躍如!ベイエリア・スラッシュを代表する古豪、テスタメントが約4年ぶりに発表した通算11枚目のオリジナル・アルバム。これはヤバかった!

メタル・シーンをさまざまに渡り歩いてきたフレットレス・ベースの名手スティーヴ・ディジョルジオを10年ぶりに呼び戻し、演奏面での強化を果たした彼らが渾身の力で解き放つスピード、ヘヴィネス、アグレッションは超ド級の破壊力。なんたって1曲目からブラスト・ビート大炸裂ですからね。いきなりどてっ腹に強烈な一撃を食らって、そのまま最後まで一気に持って行かれちまいます。メタルのカッコ良さが満載された会心作!

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