
どうも、ファイナルファンタジー12のDS続編が楽しみなロクセンチ中原です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
いまさらですが、ゲームの楽しさってどこだと思いますか。「ゲーム自体、基本的に1人の世界に入り込んで個人的に黙々と楽しむものでしょ」というイメージをお持ちの方は多いと思います。確かにRPGをはじめ多くのゲームは一人用につくられているし、実際僕もそういったゲームを楽しんでいます。でも、ゲームの楽しさはひとりとまったく逆のところにあることも知っています。
現在こうやってコラムを書いたりするくらいのゲームファンになったのは、学生時代に「スマッシュコート」というテニスゲームに出会ったからです。初代プレイステーションで発売されたこのゲームは、コントローラーを4つつないで最大4人のダブルス対戦が可能でした。ファミコンの「ファミリーテニス」 から今も続いている人気シリーズなので御存知の方もいらっしゃるかもしれません。
当時僕は夕方から深夜0時までのアルバイトをしていました。仕事が終わり、休憩室でバイト仲間ととりとめのない話が始まると、ではその続きを一杯やりながら! ということで、きまって友達の家に集まりました。
まわりに比べほんの2畳ほど広かったせいでたまり場と化したその友達の部屋には ギターとゲーム機とテレビくらいしか物がなかったのですが、それでも多いときは 10人以上がその部屋に集合し、ぎゅうぎゅうの状態で毎晩のように 「スマッシュ コート」テニストーナメントが開催されました。
芝居をやっている奴、スキーのインストラクターをやっている奴、音楽をやっている奴、バイクが好きな奴、バイト先のあの子が好きな奴、特にゲームが好きなワケではない奴、いろんな奴がいました。自分の試合を待つ間、ビールを飲みながらみな思い思いに夢の話をしたり恋の話をしたり、まったくどうでもいい話もしました。
それぞれ競って腕を上げていたので試合のレベルは高く、決勝戦はたいていシーソーゲームの名勝負で、ギャラリーは深夜だというのに大騒ぎでした。ゲームって、なんて面白いんだろうとそこにいる皆がそのとき思ったのでした。
とてもくだらなくて大事な時間でした。
近年、オンラインゲームというネットワークを介して離れたところにいる人と一緒に遊ぶゲームが隆盛しています。忙しくてなかなか手が出せないけれど、なんでオンラインが面白いのかはわかるような気がします。誰かと対戦したり協力し
たりするゲーム、一人用でも誰かに内容を話したり見せたくなるような ゲーム、ゲームの楽しさは、人とのコミュニケーションにこそあるんじゃない かと僕は思ってます。人とのコミュニケーションが楽しいのは他の多くの遊びもそうだと思うから、特にゲームに限ったことではないけれど、それが僕の場合はあのときの「スマッシュ コート」でした。それを忘れられないからいまも ゲームファンなんだと思います。
「スマッシュコート」は新作がPSPで予定されているそうです。もうあのころの ようにみんなで集まることはきっとないけれど、でも僕はその新作でもこっそり練習を積むんだろうなあと思います。ありもしないテニストーナメントの優勝を目指して。
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