柴田淳「月夜の雨」特集
柴田淳
柴田淳の作品は女友達から手紙に似ている気がする。
彼女からの新作が届くたび、少しもどかしい気持ちで封を空け、歌詞を読みながら透明感のある歌声に耳を傾ける。そして彼女がどんな気持ちでこの歌を書いたのかを想いを馳せてみたりするのだ。

そんなふうに柴田淳の作品と向かい合ってしまうのは、彼女の歌には彼女自身の素直な気持ちがリアルに投影されているからなのかもしれない。

2007年2月21日、柴田淳のニューアルバム「月夜の雨」がリリースされた。
神秘的なスキャットの「プロローグ」から、ドラマティックな展開の「青の時間」で幕を開ける今作は、オリジナル・アルバムとしては2年振り5枚目となるアルバムであり、彼女の活動の中でも大きな意味を持つ作品だ。

シングルとして既にリリースされている「花吹雪」や「紅蓮の月」、「HIROMI」を初めとして、ピアノ・ソロである「雨夜の月」や切なくも爽やかな余韻を感じさせる「私の物語」など、柴田淳らしさと新しい彼女を感じさせる充実の13曲の楽曲が収められている。

葛藤する様や切ない想い、そして前に進んで行こうとする姿も正直過ぎる程に作品と通して伝えてくれる彼女。

そして「つまおうじ☆彡 (拝啓王子様☆第三章)」のように、ユーモアに富んだ歌を披露してくれるたりと、おきゃんで魅力的な表情を見せてくれるところが、彼女の存在をよりリスナーに身近にしてくれているように思うのだ。

恋に悩む女性とって柴田淳の歌は時に同じ想いを抱く同志だったり、時にちょっぴり辛口だけれど友達思いの友人の言葉のように響くはず。
そして男性達には是非とも彼女の歌声と共に、リアルな女心に耳を傾けてみてほしいと思うのだ。


★柴田淳 オフィシャルサイト★
http://www.shibatajun.com/

◆プロフィール◆

1976年11月19日生まれ、東京都出身、さそり座、A型。
幼少の頃よりピアノのレッスンを受ける。

高校に入学し、シングライクトーキングの「離れずに暖めて」で、勉強のクラシック音楽ではなく、音を楽しむポップスの音楽に目覚める。
後に、佐藤竹善氏のラジオで紹介されたピアニスト・塩谷哲氏の「LIFE WITH YOU」を聴き、 この人と同じステージに立ちたい!一緒に歌いたい!と、ここで初めて音楽の聴き手から 送り手になりたいと思うようになる。

2001年10月のデビュー以来、透明感のある歌声と印象的なメロディー、そして言葉を大事にする繊細な歌詞の織り成す世界観が、聴く人の心を掴んで離さない。

そしてCHEMISTRYの2ndアルバム「Second to None」に収録された「月夜」に歌詞を提供、作家としても活動を開始すると共に大きな注目を集める。

また、繊細で印象的な芯のある声にTVドキュメンタリー番組でのナレーション依頼が来るなど、その活動範囲は音楽だけに留まらない。

月夜の雨 [DVD付初回限定盤]
柴田淳
月夜の雨 [DVD付初回限定盤] 「花吹雪」「紅蓮の月」「HIROMI」3枚のヒットシングルを収録した、オリジナルとしては約2年ぶり、ファン待望の5thアルバム!! アレンジャーに重実徹、羽毛田丈史、松浦晃久を迎え王道バラードはもちろ.....
アルバム CD | 2007/02/21 | 3850円(税込)
販売終了(購入不可)
試聴あり
月夜の雨 [通常盤]
柴田淳
月夜の雨 [通常盤] 「花吹雪」「紅蓮の月」「HIROMI」3枚のヒットシングルを収録した、オリジナルとしては約2年ぶり、ファン待望の5thアルバム!! アレンジャーに重実徹、羽毛田丈史、松浦晃久を迎え王道バラードはもちろ.....
アルバム CD | 2007/02/21 | 3190円(税込)
販売終了(購入不可)
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◆柴田淳「月夜の雨」インタビュー◆

――今回、2年ぶり5枚目のアルバム「月夜の雨」が出来上がったんですけれども、完成した今はどんなお気持ちですか?

柴田:そうですね、今、喋ってる私と作ってる私って別人格なので、私も客観的に感じてるというか、この半年以内の数ヶ月でこの曲達を作ったんですけど、もうね、よく作れたなぁーというか、こんなに作ったなんて信じられないーみたいな、なんかそんな気持ちですね。

――じゃあ、あんまりストックとかは使わず・・・。

柴田:もうストックは全然ないですね。ストックからというのは「HIROMI」ぐらいですね。

――今回は書き下ろしがメインという感じなんですね。

柴田:もうほぼ全部書き下ろしですね。

――ファンの方にとっては聴き応え満点なアルバムですね。

柴田:そうですね、はい。

――今回のアルバムのタイトルが「月夜の雨」じゃないですか、どういうところからこのタイトルになったんですか?

柴田:今回1曲目の「プロローグ」と2曲目の「青の時間」って実は1曲なんですけど、そのフレーズがモロ柴田淳のいろいろな想いを取り払って、私の生身の感覚で出て来たようなメロディーだったんですね。

この世界観をどうしても私は守りたくって、しかもこの「プロローグ」と「青の時間」が出来た時に、この曲からアルバムが始まったら、一体このアルバムはどうなるんだろうっていう興味というか、聴く側はビックリするかなと思ったんです。

それって決して引くって言う意味のビックリじゃなくて、「えっ!?どうなるの?」っていう興味が湧くようになるかなって思って、私がもしリスナーだったら間違いなくそう思うなと思ったんですよね。

その時点でアルバムの輪郭っていうのは出来上がってたんじゃないかなと感じました。いつも私はコンセプトとか決めて作ったりしてないんですけれども、今回コンセプトがあったと言えばこの「プロローグ」の世界を保ちつつ、この「プロローグ」から始まって物語を熟して行くっていうのがあったかなと思ったんです。

本当はもっとメルヘンチックな可愛いタイトルとか付けたかったんだけど、それを付けても「プロローグ」の世界観を保ったまま、ヴォーカル・ソロとかを入れて、そういうのを保ったまま1枚の物語が出来上がってるのに、なぜこのタイトルなの?みたいな、何を付けてもその「プロローグ」の世界を無視した名前だと全部が唐突なんですよ。

だからこの世界観を守らなきゃって思った時に私のお気に入りの言葉集の中にあった“月夜の雨”っていうタイトルがひらめいたんです。月夜の雨って不思議な現象じゃないですか。夜のお天気雨というか、本当は月が見えてるんだったら晴れなのに、なんで雨が降るの?みたいな感じがして。

「プロローグ」って曲も「青の時間」に入るためのメロディーなんですけど、やっぱり私としては何かこうヒタヒタとやって来る感じというか、あっ、また来た・・・みたいな、そういう不思議な声に乗って何かがやって来るみたいな、なんかそういう始まりっていう世界があったので、その「プロローグ」のちょっと不思議な世界っていうのがリンクしてるかなと思って「月夜の雨」っていうタイトルにしたんです。

――そうなんですね。

柴田:はい、だからあんまり深い意味はないんです。(笑)

――(笑)、タイトルのことを考えた時に、月夜なのに雨が降ってるシーンは想像したんですよね。だからそれはリスナーも何だろう?って考えるのは良いことですよね。

柴田:そうですね。何か想像が膨らむのは良いなと思うし、実際に私、夜のお天気雨は感じがことがあるんですよ。

雨が降ってきたと思って空を見上げたら、雨雲が出てるわけじゃなくて月は見えているんです。じゃあ雨はどこか降ってるのかな?と思ったのですが、それはとても神秘的な風景でしたね。

――これを読んだ上で聴いてほしい気がしますね。

柴田:そうですね。

――確かに1曲目の「プロローグ」もビックリはしたんですよ。突然スキャットのような形で始まって「青の時間」っていうのが悲しいっていうのは一概ではないんですけど・・・。

柴田:うんうん、まぁ自暴自棄ですよね(笑)。

――(笑)、そういうところから始まっているので、ちょっとビックリはしたんですけど、でも進んで行くに従ってそれはマイナスな要素ではない上で歌っているのかなっていう気はしたんですよね。この時はこうなんでしょうけれども、ずっとそうじゃないじゃないですか。

柴田:なんかマイナスから始まってプラスで終わるみたいな感じですね(笑)。

――でも印象的でしたよ、やっぱり青っていうところでも。

柴田:朝方というか夜が終わって朝になる間の1時間位って、ほんとに青の時間があって、私はその時間に起きてるとこが今まで多いんです。窓を開けても誰もいなくて音も何もしなくって、ほんとにみんな引っ越しちゃって、この世の中に私しかいないように感じたこととかあったんですよね。

その位静かな時で、夜だったら道は見えても暗闇の方は真っ暗で見えないんだけど、その青の時間だけは明るさも暗さがないというか、暗闇だった所もすごい濃いブルーなんだけど全部見えて、明るい所も目をこすってもどうしてもブルー掛かっていてクリアじゃないっていうか、ほんとに海の中に居るみたいで、とか言って月もないし太陽も星も出てなくって、何なんだこの世界は?って思った記憶があっったので、その何か奇妙な世界の歌をいつか書きたいなと思ってたんです。

で、夜なべして何かやってた時にフッって風が吹いて、ふと窓を見たら、その時間が徐々にやって来てて、ちょっと怖く感じたりとかして。
後はその時間に窓を開けると遠くの方で鳥が飛び立ったりするのを見るんだけど、音がしないの。
だからすごい不思議な世界って思って。

――あの明け方の時間って恐ろしく孤独なんですよね。

柴田:そうそうそう、孤独なの、あの時間って。何か精神が究極のところに来ているような気がして、だからどうなっちゃうんだろう?みたいに感じるんです。結局光が出て来たら覚めて来るんだけど、光が来る前にどうにかなっちゃうんじゃないかみたいな位、この時って結構極限状態まで来てるじゃないですか(笑)。何かその青の時間の独特の孤独と奇妙な世界に飲まれて行ってしまうんじゃないかみたいな、そういう不思議な世界を書いてみたんです。

――アルバムの最初が「プロローグ」〜「青の時間」のというので、その次からの曲がとても気になったんですよ。導入の曲としてはとても成功しているんじゃないかなと思います。アルバム全体の聴きどころというのはどんなところだと思いますか?

柴田:そうですね。とりあえずシャッフルしないで順番どおり聴いてもらいたいなっていうのがありますね。
やっぱり曲順も私の作品の一つなので、1枚を通して聴き終わった時の感想がこのアルバムの感想かなと思っています。この曲この曲でどうっていうのも嬉しいけど1枚を通して食べ終わった後においしかったなのか、もう1回食べたくなるとか、そういうふうに思ってもらいたいから、この曲はこうとかって言うより、1枚で綴る世界を楽しんでもらいたいなって思います。

――なるほど、まずはアルバムを通して。

柴田:そうですね、はい。

――今回のアルバムはタイトルとかも気になるものが多くて、1曲が終わると次はどうなるんだろう?って聴きたくなる感じしますよね。今回のアルバムの中で一番、込めたかった想いはどんな想いですか?

柴田:コンセプトはいつも決まってないけど、毎回目標にしてるのは、その時の私の良いとこも悪いとこも全部さらけ出すっていうことなので、それかな。

――CDってアルバムって言いますけれど、違った意味でもアルバムなんですね。

柴田:うん、まさに。やっぱり2年振りって言っても私の中では1年振りとしか思えなくって、なぜなら最初のうちの1年って活動をしていないので記憶にもあまり残ってないんですよ。
そして今のスタッフに出会って、そこから怒涛の日々が(笑)、今、1年間で2年間分をやってるような感じなんですけど(笑)、でも嬉しい悲鳴ですよね。
そのいろいろなこと含めてその2年間が出てるかなと思います。
初めの1年があったから、みんなに会って次の1年がありがたやの1年になって、だからこそ見えて来たものとかもあるし、だからいろんな意味でこの2年間が凝縮されてるかなとは思いますね。

――それでは収録曲の何曲かについてお伺いしようかと思うんですけれども、まずは気になったのは「涙ごはん」。明るい感じかなと思ったんですけど、泣きながらごはんを食べてるんですよね(笑)。

柴田:そうなんですよ。私、自分で今日は涙ごはんだと思いながら、泣きながらごはんを食べたりすることってすごい多いので、涙ごはんっていう言葉が好きだったんですよ(笑)。
「これにはこれ」みたいな、世の中にはそういう定義があるじゃないですか、それと一緒で、私にはあなた、だけどあなたには何が合うのかわからないけど、あなたにとっても私だったら良いなみたいな、そういうものでちょっと書いてみたんです。

――何か可愛い感じがしますよね。

柴田:そうですね、はい。

――良いですよ、新しい感じもしていて、今までとちょっと違うような印象もあったんですよね。

柴田:ありがとうございます。私も好きな曲です。

――後はこれを聞かずには帰れない「つまおうじ☆彡 (拝啓王子様☆第三章)」ですね。

柴田:プフッ(笑)。

――いやいや、だってこれ良い曲じゃないですか(笑)。

柴田:いやいや、これはコミックソングなのであまり気になさらずにって感じなんですけど(笑)

――これは後もう1回位続くんですかね。

柴田:いやもう永遠です(笑)、どんどん続いて行きます(笑)。

――あっ、まだまだストーリーがあるんですね!これ、すっごい毎回入れてほしいかもしれないです(笑)。

柴田:(笑)、私もアルバムの中で1曲はちょっとおふざけというか遊びたいなと思ってるのでこのシリーズを続けて行けたらなーと思ってます(笑)。

――次回のアルバムがすごい楽しみになって来ました(笑)。

柴田:もう歌うの大変だったんですからー(笑)、歌詞を書いてる時は自分の世界だけで書いてるじゃないですか、そこから今度聴かせなきゃいけないっていうのは辛くって(笑)。

――いやいや、これはアリですよ、是非ライフワークでお願いします(笑)。

柴田:はい(笑)。

――それからアルバムのラストに入っている「私の物語」がとても心に残ったんですけれども。

柴田:この曲は今までの2年があったからこそ書けたかなと思ってますね。

柴田淳――最後は前に進んで行く感じが良いですね。それでは少し柴田さんのプライベート的なことをお伺いしようかと思うんですけれども、最近、音楽以外でハマっているものはありますか?

柴田:やっぱりバラですね。バラの香水とか化粧品とか、この前はバラのハンドクリームを買っちゃいました。
一昔前と違って今はバラのエキスを入れることが出来るので、バラの香りが本物の香りなんですよ。以前ファンの方からちょっとグレーが入ったような落ち着いたピンクのすごく可愛い生地の、バラの香りが入ってるクッションを頂いたことがあるんですけど、それを枕元に置いておくと、帰って来たら部屋中がバラの香りなんです。
そのクッションがとても気に入っていますね。

――それでは今後、音楽の上で挑戦してみたいことはありますか?

柴田:そうですね、もっといろんなジャンルの音楽をやってみたいなと思います。
もうちょっとノリノリな音楽もやりたいなと思いますね。

――最後にみなさんに向けてメッセージをお願いします。

柴田:これからもいつもどおりの柴田淳でマイペースにやって行きますけれども、この「月夜の雨」は本当にこの2年間が凝縮された1枚になっているので、みなさん聴いてほしいなと思います。
何回も聴いてもらえたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします。

――ありがとうございました。

柴田:ありがとうございました。

(Text by Takahashi)



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