商品説明
江戸後期、大岡越前の裁判小説が人気だったように、日本人は元来、謎解きが大好きだった。だが、ポーの「モルグ街の殺人」にはじまるミステリーが受容され、国産の推理小説が定着するためには長い茨の道が必要だった。黒岩涙香による本邦初のミステリー、探偵小説でデビューした泉鏡花、『新青年』と横溝正史、社会派という新ジャンルを切り開いた松本清張や「日本のクリスティー」仁木悦子まで、オールスターで描く通史。
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収録内容
1 | 序章 ミステリー小説の誕生 |
2 | 第1章 ミステリー到来前夜の日本 |
3 | 第2章 最初の翻訳ミステリー |
4 | 第3章 邦人初の創作ミステリー |
5 | 第4章 ピークを迎えた明治二十六年 |
6 | 第5章 雌伏の四半世紀―ミステリー不遇の時代 |
7 | 第6章 捲土重来―盛り返してきたミステリー |
8 | 第7章 探偵小説から推理小説へ |
9 | 第8章 現代への潮流 |
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