著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
二〇世紀の名著『夜と霧』『それでも人生にイエスと言う』の著者にして、ロゴセラピー(実存分析)を実践する心理療法家。ウィーンのユダヤ人家庭に生まれたフランクルは、精神科医として活躍し始めてまもなく、ナチスの政策により強制収容所に送られる。尊厳を踏みにじられ希望を失っていく収容所で、それでも人間に生きる意味はあるのか。苛酷な体験を通じて考え抜かれ到達した「苦悩する存在」というフランクルの人間観と思想の深さに迫る。
関連記事
収録内容
1 | 自己の内面の空虚であることを認めざるをえないときに、人はフランクルを読む |
2 | 第1部 フランクルの生涯と思想形成 |
3 | 第2部 フランクル思想のキーワード(「苦悩する存在」 |
4 | バイ‐ザイン(もとにあること)―精神のリアリティ |
5 | 実存的空虚―「心の穴」 |
6 | 幸福のパラドックス―求めれば求めるほど、逃げていく |
7 | 「人生の問い」の転換 |
8 | 意味への意思 |
9 | 次元的存在論―「魂が深く満たされた病者」と「魂の空虚な健常者」 |
10 | 魂のケア―しかし宗教ではなく |
11 | 心理―精神拮抗作用 |
12 | 脱内省―自分の内側を見つめるのは、やめなさい |
13 | あなたがこの世に生まれてきた「意味」 あなたの人生に与えられた「使命」) |
14 | 第3部 作品解説(『医師による魂のケア―ロゴセラピーと実存分析の基礎づけ』 |
15 | 『ある心理学者の強制収容所体験』 |
16 | 『苦悩する人間―苦悩の擁護論の試み』 |
17 | 『生きがい喪失の悩み―現代の精神療法』 |
18 | 『聞き届けられることのなかった意味への叫び―心理療法とヒューマニズム』) |