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小津安二郎の喜び (講談社選書メチエ)

前田英樹/著

2035円
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発売日 2016年02月発売
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仕様

商品番号NEOBK-1919097
JAN/ISBN 9784062586207
メディア 本/雑誌
販売講談社
ページ数 315

著者・出版社・関連アーティスト

商品説明

日本映画史に燦然と輝く名匠・小津安二郎(一九〇三‐六三年)。現存する最古の作品『学生ロマンス若き日』(昭和四年)から遺作となった『秋刀魚の味』(昭和三十七年)まで、今日観ることのできる全三十七作品を貫くものは何か。キャメラという知覚機械の本性を深く理解した小津は、サイレントからトーキーへの移行を越え、白黒からカラーへの転換をも越えて、私たちが生きる現実生活の根底に潜む“永遠の現在”を捉える。小津を愛する著者が共感に満ちた筆致で完成した集大成。

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    収録内容

    1 第1部 喜劇の静けさ(映画が滑稽であること
    2 微笑の道徳
    3 無力であること
    4 流れ歩く人たち)
    5 第2部 低く、水平に視ること(なぜロー・ポジションなのか
    6 サイレントからトーキーへ
    7 映画と声
    8 “在るもの”としての深さ)
    9 第3部 不易を観る方法(世相と不易
    10 映画と変わらないもの
    11 豆腐とガンモドキの間
    12 東京に生きる)
    13 第4部 色彩映画、至純の華やぎ(色彩喜劇の創造
    14 豊潤の極みへ
    15 死を養う色)
    16 小津安二郎は、何を撮り、何を語ったのか

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