本/雑誌
多文化社会読本 多様なる世界、多様なる日
長谷部美佳/編 受田宏之/編 青山亨/編
2640円
ポイント | 1% (26p) |
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発売日 | 2016年03月発売 |
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商品説明
日本では、「同質的な国民」や「単一民族」を称える言説が執拗に現れる。移民を含むマイノリティは、同化圧力に晒され続けている。私たちは、様々な国や地域、民族の歴史を学ぶことを通して、自明と考えがちな思考の枠組を相対化することができる―。排外主義の高まりへの危機感をバネに、地域研究と移民研究の成果を消化しながら、国家と社会の新しい関係性を探究する。
関連記事
収録内容
1 | 地域研究と移民研究の対話―本書のアプローチ |
2 | 第1部 移民と国家の変容―欧州における多文化社会(ドイツにおける「外国人労働者」問題と多言語・多文化社会化 |
3 | 「大英帝国」から「マルチ・エスニック・ブリテン」へ |
4 | フランス共和主義とイスラーム嫌悪 |
5 | 「ユダヤ文化」の復興?―ポーランドにおける多文化社会の再構築の試み) |
6 | 第2部 多様性と統合―アジア・アフリカにおける多文化社会(中国という言語空間から考える―アウターな言語のいのちのなかで“他者”になる自分へ |
7 | 南アジアの「多様性」は、何を語るのか |
8 | インドネシアの華人―同化から統合へ |
9 | サブサハラアフリカにおける国家と言語―重層的多言語状況を生きる人々) |
10 | 第3部 先住民と黒人をめぐる語りと政策―「新大陸」における多文化社会(多文化主義オーストラリアと先住民族 |
11 | 先住民の自由について考える―現代メキシコと先住民 |
12 | 「サンボ」という表象とその意味するもの―「奴隷とされた人たち」が生きた世界) |
13 | 第4部 マイノリティの現場―日本における多文化社会(多様性への気づき―「日本」のマイノリティ認識について |
14 | 「外国人受け入れ」反対論を乗り越えるには―「多文化まちづくり工房」の事例から |
15 | 座談会:憎悪と妄想を超えて |
16 | 大学と多文化共生―東京外国語大学の経験) |