商品説明
詩歌のような余分なもの、あってもなくてもいいものをわざわざ書くとき、人はまず「どうしてもそれを書きたい」という自発的な動機におそわれる筈なのである。つまりこのころ、鴎外は傍若無人だった。百年前の詩歌集に寄り添う。
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収録内容
1 | 森鴎外の詩集『沙羅の木』を読みはじめる |
2 | 現代の詩と『沙羅の木』の詩を読みくらべる |
3 | 「「沙羅の木」の序」を読み鴎外の意図を推察する |
4 | 鴎外の“豊熟の時代”とその作品二、三 |
5 | グルックのオペラ「オルフェウス」について考える |
6 | 「オルフェウス」について、また歌劇について考える |
7 | ビョルンソン「鷲の巣」を読む/付テルツァ・リーマについて |
8 | デエメルの訳詩「夜の祈」と創作詩「人形」を読む |
9 | 鴎外と与謝野晶子の交流 |
10 | ニーチェの話/「幸田露伴詩抄」について〔ほか〕 |
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