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商品説明
1937年中国で父祖たちはどのように殺し、強姦し、略奪したか。いかに記憶を隠蔽し口をつぐんできたか。自分ならその時どうしたか。父の記憶をたどり、著者は無数の死者の声なき慟哭と震えに目をこらす。戦争の加害にも被害にも責任をとらず、総員「忘れたふり」という暗黙の了解で空しい擬似的平和を保ってきた戦後ニッポン。その欺瞞と天皇制の闇を容赦なく暴きだした衝撃作。文庫化にあたり大幅加筆、新章を加えた完全版。
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収録内容
1 | 序章 いま記憶の「墓をあばく」ことについて |
2 | 第1章 よみがえる亡霊 |
3 | 第2章 屍体のスペクタクル |
4 | 第3章 非道徳的道徳国家の所業 |
5 | 第4章 かき消えた「なぜ?」 |
6 | 第5章 静謐と癇症 |
7 | 第6章 毛沢東と三島由紀夫と父とわたし |
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