文学界 2017年5月号 【特集】 文学界新人賞発表

[第122回 文學界新人賞発表]
●受賞作全文掲載
◎沼田真佑 影裏(えいり)
―東日本大震災6年目だからこそ生まれた、繊細な喪失の物語
◇選評
松浦理英子・吉田修一・川上未映子・綿矢りさ・円城塔

[特集]
◆村上春樹『騎士団長殺し』をめぐって
◇小山鉄郎 「イデア」に対抗する「私」
‐‐「悪」を見つめ、「恐怖」を超える二十一世紀小説
◇佐々木敦 凡庸ならざる肖像画家の肖像
◇鈴村和成 サブリミナルな自作引用
◇山崎ナオコーラ 「自分の子ども」とは何か?

[強力新連載4本スタート!]
◆俵万智 牧水の恋
第一章 幾山河越えさりゆかば
◆御厨貴 御厨流政治道場
第一回 五回目の最終講義
◆栗原康 執念深い貧乏性
第一回 どすこい貧乏、どすこいセックス‐‐女力士はエイリアン
◆藤崎彩織(SEKAI NO OWARI) 読書間奏文
第一回 羊と鋼の森

[創作]
◆二瓶哲也 墓じまい

[評論]
◆酒井信 吉田修一論‐‐現代文学の風土(後篇)

[追悼]
◆林京子 青来有一 いつも震えている魂

[第十二回三好達治賞発表]
◆大橋政人『まどさんへの質問』(受賞詩集)
◇選評
以倉紘平・池井昌樹・岩阪恵子・高橋順子

[連載]
◆阿部和重 Orga(ni)sm 第七回
◆宮本輝 潮音(ちょうおん) 第二十二回
◆しまおまほ スーベニア 第十七回 矢車という男

...ほか