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商品説明
“境界”においてこそ、多様な階級の農民や非定住民の生活様態が顕在化する―。祭りなどの非差別民の民俗、土俗信迎と夜這いの性民俗から非常民の実像に迫る赤松の代表作。「せめて村落共同体の最末期の環境と、戦時下における抵抗と屈従の歴史を残しておきたい」というのが唯一の目標であるとする赤松民俗学の遺産。
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収録内容
1 | 1 民俗境界論序説―はしがきに代えて(無間の鐘を撞く |
2 | 境界の調査と弾圧 |
3 | 非定住人の世界 |
4 | 性的民俗の境界性 |
5 | 都市民俗の連帯性 結びとして) |
6 | 2 村の祭礼と差別(酒見北條の節句祭り―播磨・加西郡北條町 |
7 | 農村の結婚と差別の様相 |
8 | ムラとマツリ) |
9 | 3 土俗信仰と性民俗(新婚の民俗 |
10 | 土俗信仰と性民俗 |
11 | 共同体と“性”の伝承) |