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商品説明
「東条英機は独裁者だったのか」「なぜ近衛声明を出してしまったのか」「大正期に肩身が狭かったはずの軍人がなぜ変貌したのか」―。素朴な疑問に答え、日本を敗戦に導いたエリート集団の失敗のメカニズムを、史実に基づいて解明する待望の昭和陸軍論。
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収録内容
1 | 昭和陸軍・自壊の病理 |
2 | 第1部 戦争指導―戦略とガバナンスの不在(戦争指導の三つの視点 |
3 | 戦争指導者としての東條英機―戦略と権力の不在 |
4 | 辻政信―優秀なれど制御能わざる人材の弊害 |
5 | 勝敗なき戦場―華中日本軍の膠着) |
6 | 第2部 変質―政治化のメカニズム(統帥権独立の呪縛 |
7 | 政治化の伏線―大正期陸軍軍人の意識構造 |
8 | 陸軍軍人はなぜ政治化したのか―戦前日本の政軍関係) |
9 | 第3部 漂流―大局観なき対外政策(「国民政府ヲ対手トセズ」―近衛声明の謎 |
10 | 陸軍の日独同盟論―対ソ軍事バランスへのこだわり |
11 | 独ソ不可侵協定は想定外だったのか―「複雑怪奇」の舞台裏 |
12 | 構想力なき戦争―大東亜戦争のなかの支那事変) |