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商品説明
1960年代以後、日本の思想・哲学に大きな影響力をもった廣松渉(1933‐94)。この独自な哲学者の人と思想と時代と影響関係の全体を思想史上に位置づけ、その思考過程を精密に追跡した、気鋭の書。
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収録内容
| 1 | 第1章 戦後日本の学生運動における廣松渉 |
| 2 | 第2章 廣松渉の革命主体論―物象化論への途 |
| 3 | 第3章 物象化論と役割理論―廣松渉の思想形成における『資本論の哲学』 |
| 4 | 第4章 廣松哲学はいかに言語的であるか―「認識論的主観に関する一論攷」の射程 |
| 5 | 第5章 役割存在としての主体性論―『世界の共同主観的存在構造』と『役割存在論』 |
| 6 | 第6章 役割理論からマルクス主義国家論へ |
| 7 | 第7章 廣松渉の「近代の超克」論―高山岩男『世界史の哲学』、三木清の「東亜協同体論」と比較して |
| 8 | 第8章 生態史観と唯物史観―廣松渉の歴史観 |
| 9 | 第9章 ソ連・東欧崩壊後におけるマルクス共産主義・社会主義の再解釈 |
| 10 | 第10章 『存在と意味』における内在的超越 |
