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商品説明
その女性は、出生前診断を受けて、「異常なし」と医師から伝えられたが、生まれてきた子はダウン症だった。函館で医師と医院を提訴した彼女に会わなければならない。裁判の過程で見えてきたのは、そもそも現在の母体保護法では、障害を理由にした中絶は認められていないことだった。ダウン症の子と共に生きる家族、ダウン症でありながら大学に行った女性、家族に委ねられた選別に苦しむ助産師。多くの当事者の声に耳を傾けながら選ぶことの是非を考える。出生前診断をめぐる様々な当事者たちの声からつむぐノンフィクション。
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収録内容
1 | 誰を殺すべきか? |
2 | 望まれた子 |
3 | 誤診発覚 |
4 | ママ、もうぼくがんばれないや |
5 | 障害者団体を敵に回す覚悟はあるのですか? |
6 | 提訴 |
7 | 母体保護法の壁 |
8 | ずるさの意味 |
9 | 二十年後の家族 |
10 | 証人尋問 |
11 | 無脳症の男児を出産 |
12 | 医師と助産師の立場から |
13 | 判決 |
14 | NIPTと強制不妊 |
15 | 私が殺される |
16 | そしてダウン症の子は |
17 | 善悪の先にあるもの |
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