著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
太平洋戦争末期、子どもたちの命を守った保母がいた。日に日に空襲が激しくなる東京から、園児53人を連れて埼玉の無人寺へ。「疎開保育園」を作る、それはこれまで誰もやったことがないことだった。戦争への怒りと空腹、24時間保育に疲れ果て、もうやめようか?と迷い、それでも―園児たちの命を守り抜いた若き保母たちの戦いの記録。
関連記事
収録内容
1 | プロローグ(「ヘイタイサーン、オーイ...」 |
2 | バスは走る、三十六年前に向かって) |
3 | 第1章 「保育園も疎開はできます」(一九四五年八月十五日―埼玉県南埼玉郡平野村高虫 |
4 | 幼児疎開を単独で決行 ほか) |
5 | 第2章 荒れ寺に園児と保母がやってきた(一里半を、いま歩けば...(一九八〇年) |
6 | 疎開先へ出発の日 ほか) |
7 | 第3章 東京大空襲と熊谷空襲のはざまで(ゆでた大根の上、ごぼうとにんじんの鯉はひるがえる |
8 | 久保庭正夫・輝夫、一家全滅 吉田節子、父親以外全滅 藤ノ木健之、一家全滅 ほか) |
9 | エピローグ(井の頭保育園の卒園式 |
10 | 保母たちのその後―年譜と手書きによる意見) |
カスタマーレビュー
レビューはありません。