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商品説明
本書は、哲学者プラトンの代表作で、古代ギリシア語の散文作品として名高い『饗宴』のなかに、語り手の「私」(「現代からの客人」)が列席し、ソクラテスら演説者たちと「愛(エロース)」をテーマに競演する、類を見ない教養新書である。「哲学(フィロソフィア)」という言葉は「知(ソフィア)」を「愛し求める(フィレイン)」という意味の合成語。哲学=愛であることが、いま明かされる。
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収録内容
1 | 第1話 誘う―アカデメイアに立つ(一つの旅 |
2 | 古代ギリシア |
3 | アカデメイアの杜 |
4 | 学園訪問 |
5 | パピルス巻物) |
6 | 第2話 競う―恋愛とはどんなものか(朗読会 |
7 | 声の連鎖 |
8 | 祝勝宴会 |
9 | アリストデモスの誘い |
10 | ソクラテス登場 |
11 | 愛をめぐる言論 |
12 | 聖なるエロースと世俗のエロース |
13 | 宇宙的エロース) |
14 | 第3話 求める―欲望は満たされるか(半分になった人間 |
15 | 主役の演説 |
16 | ソクラテスの問答 |
17 | エロースは神ではない |
18 | 欲望としての愛 |
19 | 私たちは何者か?) |
20 | 第4話 出会う―美のイデアを目指して(美の中で出産する |
21 | 愛の導き |
22 | 美の上昇 |
23 | イデアと出会う |
24 | 洞窟の中で) |
25 | 第5話 乱れる―愛することが哲学だ(アルキビアデス乱入 |
26 | ソクラテス礼賛 |
27 | かけがえのない愛 |
28 | 饗宴の幕引き) |