本/雑誌
ミヤザキワールド 宮崎駿の闇と光 / 原タイトル:MIYAZAKIWORLD
スーザン・ネイピア/著 仲達志/訳
3300円
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発売日 | 2019年11月発売 |
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商品説明
世界を魅了しつづける巨匠の秘密とは?中・韓・ロシア・アラビア語版も刊行される決定版「宮崎駿論」。30世紀の有毒の森、神々が疲れを癒す湯屋、赤毛のさかなの女の子、ふわふわの森の精―これらに共通する要素とは?“アニメ・クイーン”の異名をとる米タフツ大学教授が、アニメーション作家・宮崎駿(1941‐)が手がけた『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)から『風立ちぬ』(2013)まで11の長編映画と、漫画版『風の谷のナウシカ』(1982~94)を徹底解剖。その人生と芸術との知られざる関わりを解き明かす。映像作品はもとより、膨大な日本語・欧文文献を8年がかりで渉猟、宮崎監督本人とスタジオジブリ関係者への直接インタビュー、大学で教える宮崎駿ゼミでの知見も踏まえ、「闇と光」がせめぎ合う「ミヤザキワールド」の魅力に迫る。日本版オリジナルの序文を収録。
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収録内容
1 | ミヤザキワールドを探して |
2 | 壊れた世界 |
3 | アニメ作家のつくり方 |
4 | 絵を動かす歓び |
5 | 上昇と下降 『ルパン三世カリオストロの城』 |
6 | 『風の谷のナウシカ』と「女性原理」 |
7 | 大空の孤児たち 『天空の城ラピュタ』 |
8 | 魔法の森の傘『となりのトトロ』に見る国と個人のトラウマ克服への道 |
9 | 魔女と都市 『魔女の宅急便』における時間、空間、ジェンダー |
10 | カサブランカに舞い降りる『紅の豚』 |
11 | 他者の顔 『もののけ姫』の横断される境界 |
12 | 『千と千尋の神隠し』の私的な世界の終わり |
13 | 城と呪いと共同体 『ハウルの動く城』 |
14 | 不思議で貴い宝 『崖の上のポニョ』の無垢な者たちが招く世界の終わり |
15 | 「恐ろしい風」 『風立ちぬ』 |
16 | 結び |