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商品説明
冷戦後のアメリカ政府の一極覇権戦略は破綻した。日本周囲の三独裁国(中国・ロシア・北朝鮮)は核ミサイルを増産し、インド、イラン、サウジアラビア、トルコが勢力を拡大している。歴史上、多極構造の世界を安定させるため、諸国はバランス・オブ・パワーの維持に努めてきた。19世紀後半の欧州外交を支配したビスマルク、俊英外相タレーラン、哲人政治家ドゴール。聡明な頭脳とパワーを併せもった三賢人が実践した「リアリズム外交」は、国際政治学で最も賢明な戦略論であり、日本が冷酷な世界を生き抜く鍵となる。
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収録内容
1 | 1章 ビスマルク1(1815~62年)―19世紀後半の欧州外交を支配した大外交家 |
2 | 2章 ビスマルク2(1863~70年)―ドイツ統一のための三つの戦争 |
3 | 3章 ビスマルク3(1871~90年)―ドイツ統一後の避戦主義外交と欧州均衡体制(ビスマルク・システム) |
4 | 4章 タレーラン―偉大な忠国外交を成し遂げた稀に見る悪辣な政治家 |
5 | 5章 ドゴール1―20世紀の最も傑出した哲人政治家 |
6 | 6章 ドゴール2―ドゴールの核戦略理論 |