著者・出版社・関連アーティスト
商品説明
M・ウェーバー以後、最大の政治思想家か、それとも批判すべきナチのイデオローグか―。毀夕褒貶相半ばするドイツの政治学者カール・シュミット(一八八八～一九八五)。ワイマール期の『政治神学』から転換点となったホッブズ論、第二次大戦後の『大地のノモス』まで、主要著作を読み解きつつ、七〇年に及ぶ思索の変遷を辿る。ワイマール思想史研究の第一人者が“尊敬すべき敵”の思想と理論を精緻に解読した入門書。
関連記事
収録内容
| 1 | 序章 シュミットの生涯 |
| 2 | 第1章 政治学の基礎概念としての「例外」と「政治的なもの」―『政治神学』『政治的なものの概念』 |
| 3 | 第2章 近代的市民の批判―『現代議会主義の精神史的地位』『政治的ロマン主義』 |
| 4 | 第3章 ワイマール共和国の崩壊とナチス体制の成立―『独裁』『憲法論』『合法性と正統性』 |
| 5 | 第4章 ナチス時代の栄光と失墜―『国家・運動・民族』から『陸と海と』へ |
| 6 | 第5章 第二次大戦後における隠遁と復権 |
| 7 | 終章 シュミットの思想と学問 |
