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商品説明
日本は群島の文明である。それは帰納的(反演繹的)思考、経験主義(反理念・反理性主義)、そして反超越主義などで規定される。群島文明は、大陸の文明を移入しながら、それを島の力で相対化・分解しつつ、風土や文化に合わせて再構成する。さらに日本における群島文明は、「もののあはれ」や「美」という感覚を非常に重視する。大陸文明は、普遍主義・理念主義・本質主義・超越主義などを基盤とし、政権を維持するためにもそれを打倒するためにも、超越的な神・理念・価値を必要とする。東アジア文明の理解のために、必読の一冊。
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収録内容
1 | 第1章 日本の文明・文化・思想とはなにか―方法論の問題 |
2 | 第2章 日本の文明の群島性 |
3 | 第3章 群島文明と『論語』の“アニミズム” |
4 | 第4章 “第三の生命” |
5 | 第5章 三つの生命で文明を読み解く |
6 | 第6章 三つの生命で日本思想史を読み解く |
7 | 第7章 「もののあはれ」「わび」「さび」とは―日本文化と美意識 |
8 | 第8章 日本経済はなぜ衰退したのか |
9 | 第9章 コロナ禍以後の世界 |
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