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商品説明
人類学の第一人者が読み解く「顔からみた進化」。太古の生物の体の前端に、餌を効率よく食べるために「口」ができたとき、顔の歴史は幕を開けた。やがて「眼」「鼻」「耳」などの器官が集中した顔は、情報を受信するだけでなく、みずから発信もする、「見られるもの」へと進化した。顔は静的な部位ではなく、つねに情報とエネルギーが出入りしつづける場所なのだ。あなたの顔に刻まれている、そうした進化の意味を知れば、自分の顔をもっと慈しめるようになるかもしれない。
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収録内容
1 | 序章 顔とは何か |
2 | 第1章 動物の顔の進化(咀嚼器の進化 |
3 | 感覚器の進化 |
4 | 「柔らかい顔」の由来 |
5 | 顔の各部の大きさの違い) |
6 | 第2章 顔の人類学(ヒトの顔は変な顔か |
7 | 皮膚と毛の不思議 |
8 | 眼は口ほどにものを言うか |
9 | 「縁の下」で働く鼻 |
10 | 口は食うより訴えたい |
11 | 顔の脇役たち) |
12 | 第3章 ヒトの顔はなぜ違うのか(人種による違い |
13 | 性別による違い |
14 | 角度や表情による違い) |
15 | 第4章 ヒトの顔はどう進化したか(「人間らしさ」の獲得 |
16 | 人類の顔の進化 |
17 | どのように顔を復元するか) |
18 | 第5章 日本人の顔(最古の日本人の顔は「アフリカ由来」 |
19 | 縄文人の顔は南方由来か |
20 | 弥生人の顔は北方由来か |
21 | 徳川将軍家の顔 |
22 | 子どもたちの顔を鍛える) |