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商品説明
「危機は脆弱な部分に破滅をもたらし、脆弱でない部分を焼け太りさせる」「誰かの立場を代弁することは、つねに自己正当化の欲望につながっている」「現代政治は『ユートピア構想無きイデオロギー論争の時代』にある」―。3.11、地方創生、post‐truth、さらには「リベラル」論、アートイベント、コロナ禍まで。ユヴァル・ノア・ハラリやピエール・ブルデューなどの知見も披瀝しながら、社会学的想像力を駆使して盲点を衝く、四年間の論考の集大成。現代社会に存在する盲点の存在を感じ取り、ことの根底にあるものを見通す思考力が身につく一冊。
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収録内容
1 | 第1章 概念の盲点(「愛と正義」 |
2 | 「民衆」 ほか) |
3 | 第2章 社会の盲点(性的なものへの過剰規制 |
4 | 「ムラ社会」の駆逐ゲーム ほか) |
5 | 第3章 メディアが生んだ盲点、メディア自体の盲点(「post‐truth」と反知性主義のなかで |
6 | 「世論調整」のテクノロジー ほか) |
7 | 第4章 政治の盲点(小池氏とトランプ氏の共通点 |
8 | 「希望の党」とは何だったのか ほか) |
9 | 第5章 3・11の盲点(個人の「気持ち」で支えられる医療福祉体制 |
10 | 3・11から六年 福島問題の配置図 ほか) |
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