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商品説明
「私の気に入りの東京の居酒屋に連れ出し、父子で一杯やりたい、それを父の思い出にしてもらいたいと思うようになった。ところが、そのうちにと構えている間に、突然の体の不調で(中略)酒は少しは飲めるものの、もはや外出はできなくなった。そして一生を終えた。このことは私の一生の悔いとなった。」(あとがき「父と居酒屋」より)。遠く過ぎし日々を思い、教師だった父や錺細工職人だった祖父に想いをはせるエッセイと、さまざまな雑誌で執筆したコラムを収録。平成22年に刊行された単行本『月の下のカウンター』に、新たに12編を加えて文庫化した。
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収録内容
1 | 1章 星屑の町(場末の酒場にて |
2 | “オールドなにわ”を訪ねて ほか) |
3 | 2章 東京の灯よいつまでも(銀座の酒場を歩く |
4 | 新橋、魅惑の居酒屋地帯 ほか) |
5 | 3章 あの丘越えて(盛岡の居酒屋の豆腐 |
6 | 信州の納豆で育った ほか) |
7 | 4章 山小舎の灯(大学だより |
8 | 月の光 ほか) |
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