コンコード・レコード

サンフランシスコ郊外の街コンコードの中古車ディーラーだったカール・ジェファーソンが自分の好きなジャズ・ミュージシャンをコンサートに呼びたいという理由で設立されたコンコード・レコード。
70年代の初め、ジャズの中心はクロスオーバー/フュージョンへと移り変わっていました。60年代に人気だった名手達の活躍の場がなくなりつつあったのです。スゥイングする4ビートジャズ大好きなカールはそんなミュージシャン達に光を当てます。もっと簡単に言えば自分の聴きたい音楽を作っていただけとも言えるでしょう。
カールの音楽への強い愛情が実力のあるミュージシャンを集めるようになります。ベテランばかりのレーベルでしたが、20歳そこそこのスコット・ハミルトンという若者がデビュー、音楽界は驚きをもって評価しました。コンコードレコードはジャズのもうひとつの流れを作ったのです。
いまではジャズだけではなくソウル、ブルース、ポップスと扱うジャンルも広がり巨大レコード・グループ・カンパニーへと変貌しています。しかし、創設時と変わらず上質な作品をリリースし続けており、音楽ファンに高い信頼を得ています。

今回はPart 1 Early Days Collectionとしてレーベル初期を支えた30タイトルが復刻。

Concord Jazz Selection