キング・クリムゾン / レッド

3人となったキング・クリムゾンによる、プログレッシブ・ロック最高傑作と評される本作。

ヒリヒリとした緊張感が伝わってくる、スリリングでドラマチックな超絶技巧サウンド。
ジャズ的な即興アイデアを取り入れながらも、骨太なグルーブ感を生みメタルの源流ともいわれる作品です。

サディスティック・ミカ・バンド / 黒船

常に最先端のサウンドを体現した天才ミュージシャン、加藤和彦率いるサディスティックミカバンドの2ndアルバム。

プロデュースには、クイーンやビートルズとの仕事で知られる、クリストーマスを起用。

黒船来航をテーマにしたコンセプトアルバムで、フィュージョン~ロック~ファンクを散りばめた「無国籍サウンド」は海外でも高い評価を獲得した。
日本ロックの幕開けとなった1枚。

クラフトワーク / アウトバーン

フジロック2024への出場も発表された、テクノポップ元祖クラフトワークの4thアルバム。

徹底した美学を詰め込んだ、どこまでも無機質でミニマルなサウンド。
電子音楽を大衆に浸透させたと言える歴史的な1枚です。

ニック・デカロ / イタリアン・グラフィティ

山下達郎をはじめ、邦楽にも大きな影響を与えた、AOR生みの親ニックデカロのソロ1st。

本人曰く「カーペンターズやビーチ・ボーイズのようなポップ・ミュージックに、ジャズやソウル・ミュージックのエッセンスを加えてみたら……というコンセプトで出来上がったのが『イタリアン・グラフィティ』なんだ」

AORサウンドの本質を知れるアルバムです。

加川良 / アウト・オブ・マインド

邦楽史重要レーベル、ベルウッド移籍後発表された加川良の4作目。

盟友、中川イサトを始め鈴木茂とハックルバックを起用し、リズムに重点をおいた渇いたサウンドは今なお新鮮です。アメリカのシンガー・ソングライターに近い「抜け」と程よい「カントリー風味」の良いグッドメロディーが満載。

現行のインディーズシーンへの影響も感じる、和SSW名盤です。
はっぴいえんど~初期の細野晴臣ファンに大推薦!