Neowingスタッフが【推せる5作品】を毎週紹介する「推し5選」シリーズ。今回は、ホラーゲーム『SIREN(サイレン)』の「奉神御詠歌」、アニメ「エルフェンリート」OP「LILIUM」など、中毒性とともに作品の印象を強く刻みつける中毒性の高い楽曲をピックアップ。
Tank! / シートベルツ(菅野よう子)
「COWBOY BEBOP」の代名詞と言ってもな過言ではないオープニングテーマ「Tank!」。「Tank!」のアルトサックスの音色が流れればアニメが想起されるし、「COWBOY BEBOP」と聞けば「Tank!」が頭を駆けめぐる。それだけ強烈な印象を刻みつけられる。カッコイイ、がたまに耳から離れなくて困る。
残酷な天使のテーゼ / 高橋洋子
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のOP曲である。カラオケランキングやアニソンランキングの上位には必ず入る、アニソンの枠組みを既に逸脱したと言ってもいい名曲。「ざー」と楽曲が始まった瞬間に「残酷な天使のテーゼ」だと確信が持てる人も多いだろう。
パレード / 平沢進
東京国際アニメフェア2007第6回東京アニメアワード劇場映画部門 優秀作品賞受賞作品「パプリカ」の中で、一際心を離さない楽曲がある。それが平沢進の「パレード」だ。悪夢の暴走によるパレードシーンを極限まで盛り上げる、狂気のエレクトリカルパレードの中毒性が半端ない。「パプリカ」という楽曲名が出ると、何故か曲名ではないのに「パレード」が想起されるという脳への刷り込みが行われる。
謡III REINCARNATION / 川井憲次
劇場アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の劇中歌。民謡グループ「西田和枝社中」によるコーラスが紡ぐ万葉言葉による歌詞がサイバーパンクの中に古代日本というギャップを醸すのだが、親和性と神話性が脳を痺れさせ映画のシーンに聞く人をシンクロさせる。ちなみに西田和枝社中は「攻殻機動隊 イノセンス」の「傀儡謡」も担当している。
オトノケ / Creepy Nuts
Creepy Nutsのアニメテーマソングはどれも中毒性の高い中で、アニメ『ダンダダン』OPである。歌詞に都市伝説の内容(?)をねじ込んだり、怪異のモチーフを表現したりと芸が細かいだけでなく、OP映像では円谷プロの表現手法でその世代を喜ばせたりとラップとメロウなボーカルが脳内を――ハイレタハイレタハイレタハイレタハイレタ。