小ぶりなのに音の広がりがいい!

まずCo-Donguri-雫を使用して驚いたのは、音の広がりの良さ。従来の茶楽音人のイヤホンに比べてCo-Donguri-雫はボディが小ぶりなのですが、予想に反して音の広がりが良いんです!ミュージカルが好きで音源をよく聞くのですが、劇場で聞いているような臨場感。ヘッドホンではなくイヤホンでこの広がりはすごいと思います。中高音域がきれいにに伸びるため、ボーカルをしっかり聞きたい人にもおすすめです!

上がDonguri-鐘 KURENAI ver.、下がCo-Donguri-雫。ボディが一回り小さいのが分かります。小型化するためにキャビネット(筐体)の嵌合構造や内容物の収納方法も含め見直しを図ったそうです。

耳かけ装着にも対応!絡まない優秀ケーブル

Co-Donguri-雫のケーブルは2WAY。通常の装着はもちろん、耳かけ装着(俗に言うShure掛け)にも対応しています。普通のイヤホンでも耳かけはできるんですが、Co-Donguri-雫のケーブルはよく見ると表面に細かい溝があり、この溝があることで耳の曲線に無理なく沿わせることができるのです!ケーブルの角度も耳かけしやすくなっています。両方試してみましたが、耳かけの方が外れにくく、耳へのおさまりがいいので音もよく聞こえたので個人的には耳かけがおすすめ。
さらにこの溝があることでケーブルが絡みにくくなっています。最近は絡みにくいフラットケーブル(またの名をきしめんケーブル)が流行っていますが、面積が広い分タッチノイズが気になることも。シリコン素材だと服への引っ掛かりやすいという弱点もありますね。その点このケーブルは通常の細さなのに絡みにくく、さわり心地もさらさらなので引っ掛かりも気になりません。ストレスフリーな優秀なケーブルです!

表面に細かく溝が入っているのが見えるでしょうか!?この溝のおかげで絡まない!さらさらの手触り!

ボディとケーブルの角度が90度ではないため、耳かけ装着しやすくなっています。

エージングでさらにいい音に

茶楽音人の社員Sさんによると、Co-Donguri-雫はぜひ十分にエージングを行ってほしいとのこと。
エージングとは簡潔に言うと新しいイヤホンを慣らしていくこと。音源を一定時間再生することで音がこなれていくそうです。
エージング時間の目安を聞いてみると、約50時間を目安にとのことでした。もちろん連続でひたすら音源を流す必要はないので、毎日好きな音楽を楽しみながら慣らしていくのも楽しそうですね。Sさんもお店に設置している試聴用のCo-Donguri-雫を久しぶりに聞いたらめちゃくちゃいい音になっていて驚いたそうですよ!

大人気SpinFitを採用

Co-Donguri-雫に付属しているイヤーチップですが、ただのイヤーチップではありません。SpinFitというイヤーチップで、単体でもかなり売れている隠れた名品なのです。SpinFitの何がすごいかというと、ダクト部分にくびれがあるという点。このくびれがあることで360度自由に回転し、耳穴のカーブに無理なく密着することができるのです。人の耳は入り口から奥に向かって大きくカーブしているので、開口部が鼓膜に向くことで高音も損なうことなく聞くことができるのだそう。無理に奥まで入れないので、耳を圧迫することなく長時間の使用にもぴったりです。単体でも売れまくっているSpinFitが最初からついているのはかなり嬉しい!

おしゃれな3色展開

イヤホンのカラー展開って妙にスポーティな原色っぽい物が多いのですが、Co-Donguri-雫は色展開もツボを押さえています!Dawn Blue、Silver Moon、Smoky Goldの3色展開。何だか名前もおしゃれです。よ~く見ると表面にざらつき加工が施してあり、低価格帯のヘッドホンにありがちないかにもプラスチックです!という安っぽさは皆無です。2ヶ月程使っていますが、塗装が剥げる気配はありません。
名前の通りどんぐり型のころんとしたボディもかわいい。
細かい点ですが、左側に小さな突起があるので目を凝らして小さなRマークLマークを確認しなくても左右が分かるようになっています。小さいことですがいつも左右が分からなくなる私にとってはとても助かります!

茶楽音人 Co-Donguri-雫(SHIZUKU)