シュターツカペレ・ドレスデン 450周年記念演奏会

ドイツ・ザクセン州の州都ドレスデンにある州立歌劇場。ここの専属オーケストラであるシュターツカペレ・ドレスデンは歴史が古く、1548年にザクセン選帝侯の宮廷楽団として設立、現存するオーケストラとしては1448年に設立されたデンマーク王立管弦楽団に次ぐ長い歴史を有する楽団。この映像は、そのオーケストラの創立450年を祝して行われたコンサートの模様。選ばれた作品は全てこのオーケストラに関連するものであり、ヴィヴァルディの作品は、名前の通りこのオーケストラのためのもの。ウェーバーの「歓呼」はザクセン王国国王フリードリヒ・アウグスト1世の在位55周年を記念する祝典のための作品、ワーグナーの「リエンツィ」は1842年にこの劇場で初演され、ワーグナーの輝かしいキャリアを作る基盤となった作品、そして「アルプス交響曲」も1915年にこのオーケストラが初演をした作品とどれもが密接な関わりを持つ曲。指揮をしているのはイタリアの名指揮者ジュゼッペ・シノーポリ。