エンゲルベルト・フンパーディンク: 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」
オペラ
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商品説明
チューリヒ歌劇場音楽監督時代のウェルザー=メストによる「ヘンゼルとグレーテル」。あどけない世界、童謡、踊り、のどかな森・・・全てがドイツの伝統的な音楽に根ざすも、その響きはさすがに、ワーグナーの後継者とみなされるフンパーディンクだけあって、重厚でひたすら美しいもの。子供のための歌劇だと思うと、なかなか手強いからご用心。あらすじは、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」に由来してはいるものの、作曲者の妹アーデルハイト・ヴェッテが独自に書き下ろしたものであり、原作とは異なる設定も多く、こちらも興味深いところ。この上演は、絵本「かいじゅうたちがいるところ」でお馴染みのモーリス・センダックが装置を考案、魔法溢れる幻想的な世界を丁寧に描き出している。