モーツァルト: 歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」

老哲学者ドン・アルフォンソが、ある日"女性の貞節"を試してみようと思い立ち、2組の恋人たちに芝居をするように仕向ける。若い士官グリエルモとフェルナンド、各々の恋人であるフィオルディージとドラベッラは、お互い誘惑に打ち勝つことができるのだろうか・・・。モーツァルトの名作オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」。様々な演出による上演が行われる世界中の歌劇場の定番演目だが、この2017年パリ・オペラ座における新演出は、ダンスとオペラを組み合わせるという方式を取っている。歌手とダンサーは同系色の衣装をつけることでキャラクターをわかりやすく設定し、これが複雑な物語を理解する助けとなっている。歌い手も若手有望な人々を起用し、フィリップ・ジョルダンの奏でる音楽とともに軽やかな舞台を作り上げている。 [アーティスト] フィオルディリージ: ジャクリン・ワーグナー (ソプラノ)/ シンシア・ローミー (ダンス)/ ドラベッラ: ミケーレ・ロジエ (メゾソプラノ)/ サマンサ・ファン・ヴィーセン (ダンス)/ フェルランド: フレデリック・アントゥーン (テノール)/ ジュリアン・モンティ (ダンス)/ グリエルモ: フィリップ・スライ (バス)/ ミカエル・ポメロ (ダンス)/ ドン・アルフォンソ: ポアロ・ショット (バス)/ ボシュジャン・アントンチク (ダンス)/ デスピーナ: ジンガー・コスタ=ジャクソン (ソプラノ)/ マリー・グド (ダンス)/ フィリップ・ジョルダン (指揮)/ パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団 (合唱指揮: アレッサンドロ・ディ・ステファノ)/ ローザス・カンパニー・ダンサーズ