ハウゼッガー: 管弦楽作品集 第2集

マーラー、リヒャルト・シュトラウスの次世代の作曲家として賞賛されながらも、時流に乗った作品を書かなかったため"時代遅れ"と見做され、次第に忘れ去られてしまった作曲家の一人、ジークムント・ハウゼッガー (1872-1948)。しかし2008年にリリースされた声楽を伴う大規模な「自然交響曲」は、彼の真価を問う壮大な作品として話題となった。第2集には2曲の交響詩と、子供のための歌を主題にした変奏曲を収録。青年時代のハウゼッガーの理想が結実した「ディオニス幻想曲」、ワーグナーの楽劇の草案にもなった「鍛冶屋のヴィーラント」は、後期ロマン派特有の重厚な響きに満ちた感動的な作品。