レニャーニ: ロッシーニによる変奏曲集

パガニーニも賞賛したというイタリアの名ギタリストにして、シンガー/作曲家/弦楽器製作者ルイジ・レニャーニ(1790-1877)。彼が得意としていたのは、歌劇の名旋律を独奏ギター用に編曲することで、このスタイルは19世紀の人々に大変好まれていたもの。この一連のロッシーニ作品の編曲でも、当然、息を呑むようなギターの超絶技巧が要求されますが、非常に華やかな演奏効果が得られます。変奏曲形式の作品はレニャーニのオリジナルであり、熟練の作曲技法もたっぷり味わえます。イタリアの名手マルチェロ・ファントーニの演奏で。2016年録音。