Continuum

イタリア、バロック時代の作曲家ドメニコ・スカルラッティと、ハンガリーの現代作曲家ジェルジ・リゲティ。一見何の繋がりもないように思える2人の作曲家だが、鍵盤音楽における技巧性の追求においては、大きな共通性がある。このアルバムではスカルラッティの多彩なソナタに、リゲティの3つの壮観な作品を挟み込み、時代を超越した結びつきを体感させるというユニークな試みがなされている。演奏しているテイラーはフランスとアメリカの血を引く1992年生まれの若きハープシコード奏者。グラモフォン誌の"エディターズ・チョイス"、フランス批評家サークルの"レヴェレーション・ミュージカル"など数多くの賞を獲得、その柔軟な表現と音楽性により、現在最も活躍が期待されている演奏家の一人。