第44回 ローザンヌ国際バレエ・コンクール 2016 ファイナル

「ローザンヌ国際バレエ・コンクール」は、1973年から毎年スイスのローザンヌで開催され、15～18歳を対象とし、世界的なバレエ・ダンサーを世に送り出す世界最高の国際コンクールと言われている。若いバレエ・ダンサーを育成する目的で行われているので、入賞者には世界的なバレエ・スクールへ留学するための奨学金やバレエ団への研修が賞として与えられ、まさに世界のバレエ・ダンサーを志す若者たちの登龍門となっている。第44回は世界中から292人もの応募があり、本収録のファイナルに出場できるのは20人のみ。そのうち半分はアジアからのファイナリスト(日本: 4人、韓国: 3人、中国: 3人)で、アジア勢の活躍がめざましかった。そして、今年の第1位は中国の于航さん(16)。日本からは中村淳之介さん(16)が第6位に入賞した。今年は16歳以下で最も将来性がある出場者に贈られるエスポワール賞が、韓国のキム・ダンビさん(15)に贈られた。